CCの応答について

2017年12月09日


今日、明日はCC協議会の実技試験


CCの応答について

何をきいたらいいのかわからない・・

というご質問があったので

試験当日まさに直前ではありますが

私だったらこうする・・かな

みたいなことや注意点などを書いてみようと思います


あくまで、私なら、ということでご理解ください

支援の仕方はひとつじゃないので


ちなみに・・この記事

夜中の3時半に書いてます。。



ロープレ時間が短いのでクロージングまで行かなくて大丈夫

CLに気づきを与えることができればOK

CCが焦らない

CLを焦らせない

沈黙を待つ余裕を


冒頭はCLの話をとにかく聴く

受容共感、ラポール形成


CLが話す事実・環境について

それをどう感じたか

なぜそう思うのか

そして、どうしたいのか・・

感情を質問する


~したい、けど出来ない

阻害要因になっているものがある


思い込みがあれば自覚させる

〇〇がなかったらどうだったのか

自己理解不足

仕事理解不足

キャリアガイダンス6分野のどこなのか


CLの~したいを尊重した支援をしないとCLは満足しません


希望しない部署への異動の場合

CCとしては

異動先の仕事理解不足、異動理由の確認不足、キャリアパスといった視点を思いつきますが

いきなり

「異動の理由を確認しましたか?」

「異動先での仕事を理解していますか?」

「組織の中では希望しない部署に異動することもありますよね」

なんてCCから言われたら

私がCLだったら、責められている説教されていると感じてしまいます


希望しない部署と言っているのですから

私なら先に希望を聴きますね

CLの想い描くキャリアビジョン・キャリアプランを聴く

やりたいことならCLも話しやすいでしょうし

表情も明るくなっていくかなと思います

そのあとで、

異動の理由を確認して頂くことを提案して、

キャリアプランと照らし合わせて検討していきましょう

みたいな流れにしていくと思います


時間が終わりそうになったら

「次回、〇〇しましょう」と

次に繋げてもいいんじゃないでしょうか



やりがいがない、評価されない、だから不満というCLの場合

やりがいを感じないのはなぜだと思いますか

評価されないのはどうしてだと思いますか・・

この質問だと、どんどん暗い話になっていきますよね。。


私なら

〇〇さんにとって、やりがいとは何ですか?

〇〇さんにとって、評価されるとはどういうことですか?

と質問します


~がない、に向けるのではなく

どうなったらOKなのかを考えてもらいます

そして

そうなるためにはどうしたらいいかを考えてもらいます


CLは凹んでいたりショックだったり

自信をなくしていたり自己肯定感が低くなっているのですから

その状態のまま

たたみかけるように質問されるとCLは苦しいでしょう


まずは、今の想いをしっかり受容共感して

今まで頑張って努力してきたことを労う

そして、CLの~したい、にフォーカスする

CLが話していて楽しいことを大いに語ってもらいましょう

CLが元気になったところで

どうしたらできるのか、何が足りないのか、今できることは何か

CLに考えてもらいましょう



質問の前には伝え返しをしてくださいね

短く、です

ひとこと、ふたことポンと返す

感情の言葉は逃さず伝え返す

要約も短く、だらだらしない


CLが言っていないことを言わない

CLの言葉を勝手に変えない

CCの思い込み・準拠枠で誘導しない


考えるのも決めるのもCL自身です

自律支援であることをお忘れなく

以上、ご参考まで


頑張ってください!


キャリアコンサルタント 大塚 恵久