平成を振り返って・・・

2018年12月29日


平成という時代


振り返れば

日本は多くの痛みを抱え

変革を迫られました


プラザ合意を引き金に日本はバブル経済へ

平成はその真っただ中でスタート


平成3年 バブルがはじけ日本経済は停滞

失われた20年を経てどうなったのか・・?


景気が回復したかのように言われたりもするけれど

果たしてそうなの?と個人的には思います


雇用の現状を見れば


日本の労働力人口は減少へまっしぐら

平成29年の労働力人口のうち

15~29歳の割合は17.7%

若い労働力は年々減っていく


安倍首相の掲げた「働き方改革」

「同一労働同一賃金の実現」を踏まえて

「非正規という言葉をこの国から一掃する」と宣言


厚生労働省「非正規雇用」の現状と課題

役員を除く雇用者全体の非正規率

平成29年 37.3% 2036万人

(平成28年は37.5% 2023万人)


非正規全体に占める年齢層の割合

(平成24年との対比で見ると)

65歳以上が激増 言わずもがな

45~54歳も増加 これも言わずもがな


非正規、増えとるがな


今思えば・・・

非正規を一掃する、とは言ってない

絶妙な言い回し


安倍さんのブレーンである

誰かさんの顔がチラつくのは

私だけではないでしょう




首相官邸HPより


一億総活躍社会の実現 新・三本の矢

「希望を生み出す強い経済」

「夢をつむぐ子育て支援」

「安心につながる社会保障」


働き方改革は、一億総活躍社会実現に向けた最大のチャレンジ

多様な働き方を可能とするとともに、中間層の厚みを増しつつ、格差の固定化を回避し、成長と分配の好循環を実現するため、働く人の立場・視点で取り組んでいきます 


働く人の立場・視点・・・なの?



終身雇用や年功序列

日本型雇用が崩壊したと言われる中

未だ古い体質のままの組織が多いのでは?



同一労働同一賃金の実現

採用、給与、昇進、賞与など

あらゆる雇用上の条件面での格差がなくなったら・・・


一億総フリーランス?


そうなるといづれ

米国のような at-will employmentになっていくのか


朝出社したらクビ宣告

映画によくあるシーン


一方で

ブラック企業からは労働者は逃げ出し

優良企業へと人材が流れていく構図


このシステムだけじゃ日本には馴染まないでしょうねぇ


解雇はハードルが高いし

転勤や異動命令は絶対

嫌なら辞めるしかない


その代わり

会社が決めたキャリアパスに従っていれば

安定した生活が保障される


こんな考えが染みついている日本人が

えっ?自分でキャリアを構築するの?

・・・今ココ、、、ですから


生き抜いていくには

組織も、労働者も

相当な意識改革が必要なのは言うまでもありません




さて、、、

平成の出来事で忘れてはいけないこと


災害で多くの尊い命が奪われ

今なお不自由な生活をしている方々がおられる



こうして振り返ると

今まで当たり前と思っていたことが

当たり前でなくなる現実を突きつけられた平成

私はそう感じます



来年は新元号へ


みなさんは

平成という時代を振り返って

何を思いますか?


大塚 恵久