寄り添うことから
悩みを相談されたことがありますか?
その人の気持ちをわかってあげたい・・そう思いますよね
悩みを相談したことがありますか?
どんなに言葉を尽くしても
自分の心の中の想いを相手に100%伝えることは難しいですよね
その人にはその人だけの背景、社会があります
どんなことがあって、どんな気持ちになったのか
その人の心の痛みを想像できたとしても100%同じ痛みを感じることはできません
もし、悩みを相談されたら・・・
相手が家族、恋人、友達、同僚、部下・・
誰であっても
優しくうなずきながら
最後まで黙って聴いてあげてください
全部吐き出させてあげてください
ひたすら聴く、聴く、聴く・・
そして
ちゃんと気持ちを受け止めてあげてください
そっかそっか、そうだったんだ、そんなことがあったんだ
辛かったね、苦しかったね、悲しかったね、よく頑張ったね
よく話してくれたね
話してくれてありがとう
「寄り添う」心で聴いてあげてくださいね
遮らない、否定しない、責めない、見下さない
常識的なことを言わない
教育的指導をしない
説得しようとしない
命令しない
相手をどうこうしようとしない
これじゃ甘やかすだけじゃないか、そう思う方もいるかもしれません
時には、厳しさも必要かもしれません
でもそれは、「寄り添う」の後です
厳しい言葉を言うのであれば
十分な信頼関係ができているか
それを今、相手が受け止める余力があるか
今、そこまで求めることが本当に必要なのか
あなたのためを想って・・が実は
エゴ、自己満足、世間体、自分の評価のためになっていないか
自問自答してみてください
誰もが固有の人格と背景と社会を持つひとりの人間です
立場は関係ありません
その人を尊重し信頼し、愛を持って寄り添ってください
そして、
あなたが引っ張って立ち上がらせるのではなく
その人が自分のチカラで立ち上がるのをしっかり支えてあげてくださいね
カウンセラー 大塚 恵久