サルトルの実存主義

2018年04月26日



20世紀の哲学者 ジャン=ポール・サルトル 


サルトルの実存主義について勉強する機会があり

時代背景も含めて非常に奥深く

私はまだまだ浅い学びではあるけれど

せっかくなので自分の理解で覚書とする




実存主義五人衆

キルケゴール、ヤスパース、ニーチェ、ハイデガー、サルトル



実存主義

今ここに存在している(実存している)自分の人生をどう生きるかを重視する哲学

主体的な生き方、あり方にこそ真実の人間存在(=実存)がある




「実存は本質に先立つ」


生まれたばかりの赤ちゃんは、何者にも決められていない存在

ゆえに、何者にもなれる存在である


まず、ひとりの人間として実存し、後から自分の本質を創っていく自由な存在である



一方で、サルトルは

「人間は自由の刑に処せられている」と言っている



この世に生まれて

何も知らないわからない状態から

己の人生を自分で決めて生きていくのだから

自由な存在だけれど


自由であればあるほど責任が生まれ

己の言葉や行動に100%責任をもたなければいけない

何かに依存することも、責任を転嫁することもできない


人間は自由だからこそ、その責任はとても重いものである




実存するという人間のあり方は

既存の価値や思想に捉われず

未来に自分を投げかけいくことであり

それは絶対的な答えがあるものではない


主体的に社会という制限に身を投げ出し

影響を与え、与えられながら、貢献し

自分の本質を掘り出す、創り出していくことで

己が存在し生きる目的(意味)を見出し自ら創造してゆく




・・・と、私は理解した




今の時代

必要な考え方なんじゃないかなぁ




カウンセラー 大塚 恵久