カッツモデルから見るポータブルスキル
2019年11月02日
組織でキャリアを積む上で必要なビジネススキル
ハーバード大学教授のロバート・カッツ氏が提唱した「カッツモデル」をご紹介します

1.テクニカルスキル
業務遂行能力
業務を遂行する上で必要な知識や技術
2.ヒューマンスキル
対人関係能力
人間関係構築のためのコミュニケーション能力
3.コンセプチュアルスキル
概念化能力
取り巻く状況を構造的に全体を把握し、本質を見極め問題を解決する能力
カッツモデルは
マネージャーに求められる能力を表した図ではあるけれど
マネジメントする立場の人だけでなく
新入社員からシニアまですべての働く人に必要なスキルを
判りやすくまとめています
トップマネジメントになるほど
コンセプチュアルスキルが必要なのは言うまでもなく
この図のポイントは
どの段階においてもヒューマンスキルが重要であること
人間力とでもいいましょうか
私がこの図を見て思ったことは
テクニカルスキルは
今の会社で必要な知識や技術であり
他社では通用しないこともあるかもしれないけれど
ヒューマンスキルやコンセプチュアルスキルは
いわゆるポータブルスキル(持ち運び可能な能力)
職種や職場、環境が変わっても使えるビジネススキルであること
人生100年と言われる時代を生き抜くためには
持ち運び可能なポータブルスキルを高めることが必要なのでしょう
たまにはキャリアコンサルタントらしい記事もかかないとね(笑)
大塚 恵久